Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明
子どもは生まれたとき親に100%依存する。まあ、当然じゃな。食事もトイレも一人では何もできんが、2歳前後になると自分の主張が始まり、少しずつ自立の量が増えてくるんじゃ。自立の最初の行動が見えるのは、イヤイヤ期。イヤイヤを言う事で今までとは違う自分の主張を自ら態度で示そうとするんじゃな。
2歳の時点で、自分の存在意義を知りたいと思っているのかもしれませんね。
そうじゃな。なので、イヤイヤ期の「イヤイヤ」の発言は、大人の言う「イヤイヤ」とは、意味が違う。主張のためにイヤイヤなので、イヤイヤが言えたことが、とても褒められる、人間として成長した証なのじゃ。そして、中学生前後になると、劇的に自立意識の量が増え、依存の量が劇的に減るんじゃな。ちょうどこの時が第二次反抗期と言われているときじゃ。精神的に親に依存するのをやめて、自ら考え、自分の足で進もうとするんじゃ。
親は、小学生から中学生へと時間が進むにつれて、徐々に甘えさせる態度を減らして、本人の行動を見守る立場に変えていく必要がある訳ですね。
そうじゃな。失敗しても本人の学びだと考え、本人からの要望がない限り、手を貸さないように切り替えていくことが大切だということじゃ。また、親は、子どもの自立に向け、どのような考え方や行動をとる必要があるのか等を伝えることで、自立を促すことが大切な時期となるんじゃな。
親自身の心の切り替えが大切なんですね。親としては、まだまだ子ども扱いしたい。自分のいうことを聞いてくれる存在でありたいと願ってしまいます。でも、子どもの目的は自立することであり、成長を親が止めたらおかしいですよね。
親が、子どもにまだまだ甘えていて欲しいと考えた瞬間、子どもの価値観とは違ってくるので、場合によっては、強烈な反抗期を迎える可能性があります。別で書きますが、反抗期は、子どもにとって、自立するための主張期だからです。
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