第三部トラウマ克服

Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明

~トラウマは、克服できる~

トラウマ解消とは、その名のとおり、トラウマとなっている部分を特定し、解消していくことじゃ。

一般的にトラウマ解消は、原因を特定するに当たり、過去の辛かった記憶を思い起こす必要があるのでつらい思いを再体験してしまう、フラッシュバックを起こしてしまう可能性があるということですよね。

そうじゃな。なぜそうなるのかというと、事前準備をせずにいきなり実践してしまうからじゃ。
 例えば、水泳選手がいきなりプールに飛び込まないのは、事前運動しないと危険であることを知っているからじゃ。ここでのトラウマ解消は、事前準備として、第二部で子育てについて理解してもらうことで、トラウマである子どもの頃のつらかった記憶が間違った子育てであることに納得ができるため、トラウマに対して脳が感情だけに支配されず、冷静な判断が可能となる訳じゃ。

事前に準備ができていると、対応が取りやすくなりますね。

じゃあ、早速、トラウマ解消へ進むこととしよう。ここからは、トラウマを解放していく方法を伝えるぞ。今までやってきたことを繰り返すが、第一部ではトラウマの原因などについて話してきた。第二部では、トラウマを持ってしまった根源である子育てについて話をしてきた。第三部では、トラウマを解消していく方法となる。

第二部で、自分はどんな子育てをしてもらったら良かったのかが分り、現実的には、そんな子育てはしてもらっていないことが分ると、いかに親が子育てを勉強しないまま子どもを作り、育ててきたのかが分りますね。

そうじゃな。その中で一番大切なのは、先ほど第7章で伝えた「子どもを作ろうと思った目的」じゃ。

目的があり、その目的を達成するためにどうしていけば良いのか考えたら、虐待やネグレクトなんてありえないですよね。

人は、目的がなく行動はできない。無目的も、無目的という目的を持っているわけで、行動の前段には理由があるということじゃ。

目的が、子どもの成長ではなく、自分のエゴを満たすため、ストレスを解消するためと考えれば、目的を達成するためという考え方としては間違ってはいないのかもしれないが、それは、子育てじゃないよな。

そうですね。

子どもである自分のためではない目的で育てられたとしたら、自分は何のために生まれてきたのか、何のために育てられているのか考えるのは当然であり、親に対する信頼感がなくなり、ストレスとなるのは明白じゃ。

親の目的を達成するため、親が暴力や暴言を使うのであれば、子どもがトラウマになるのは当然ですよね。

そこで、ここからは、トラウマを解消している方法を伝える。

よろしくお願いします。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

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