26.親は変わらないと言うこと

Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明

トラウマを克服するに当たり、親の考え方はとても大きな要素となる。親からどのような教育を受けたかによって、トラウマの大きさが変わってくる。

そう考えると、親に変わって欲しいと思うのは、子どもの気持ちとして当然なのではないでしょうか。

そうじゃな、今までの行動の未熟さに気づき、考え方を変えてもらいたいと思うのは子ども心として、当然だと思う。しかし、親は変わらないと思った方が良い。なぜなら、今の性格で、何十年生きてきて、子どもに教育してきた実態がある。今更変えることに対して積極的になるのは考えにくい。もちろん、変わる必要があると思う親もいると思うが、変わろうとする親は、もう変わっている。そして、変わっていれば、子どもにはもうその思いが届いているということじゃ。

確かにそうですね。変わっていたなら、子どものトラウマはもう消えていることになりますもんね。

自分のトラウマを克服することができ、親と良い関係が作れ、徐々に変容してもらうことはできないとは言わないが、それなりの信頼関係と親よりも子育てに関して優位な立場に立っていることが条件かもしれない。なぜなら、親子の立ち位置は、何年経っても変わらないからじゃ。

そう考えると、親に変わってもらうことは難しいですね。

まずは、自分を変えることに集中していこう。もしかすると、その姿を見て、親も気づくかもしれない。そこは期待しても良いと思う。長い時間が必要とも思うが。

まず、大切なのは、トラウマを持ってしまった自分の脳・記憶を変容(変化して戻らない状態)させることですね。

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いつか気づいてくれると思って、まずは、自分を変えていこう。自分を変えることができたら、それは自信となり、いろんな人にとても良い影響を与える。

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