27.問題は、自分の記憶であると言うこと

Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明

トラウマの克服の大きなポイントは、自分が対処できなかった記憶であることなんじゃ。

対処できなかった記憶ですか?

前にも話したが、感情は時間とともに減少し、時期に消える。感情は、本来、時間とともに消滅するが、トラウマはずっと残っていると言うことは、感情が消える前に、繰り返しているということになる。

何を繰り返しているんですか?

トラウマは、例えば叩かれた、怒鳴られた、無視された、他にもいろいろあると思うが、子どもからしたら、親の言っていることはわかるかもしれないが、納得いっていない。

勉強しないからと言って、怒鳴られて恐怖感を感じたとしても、勉強したくなったかというとそんなことはないですね。

そう、親の行動が自分の感情を発散するだけなので、子どもは納得感のないまま恐怖感のみが定着してしまうということじゃ。すると、子どもは、どうしたらいいのか?勉強しろと言うが勉強したくないどうしたらいいんだ? そんな悩みが怒鳴られて恐怖感を感じた瞬間から、頭の中をかけめるぐわけじゃ。

ずっと結論が出ずに駆け巡っているのなら、感情とその出来事は、ずっと忘れないでいるでしょうね。でも、恐怖感は忘れたいと、潜在意識に入ると言いますよね。

そうじゃな、恐怖感を持ったままではつらいので、潜在意識、つまり日常生活を送る上では、忘れようとする。しかし、忘れられないので、感情と出来事を一緒に潜在意識に入れ、ずっと無意識上で悩み続けていると言うことがわかる。

なるごど、だから、似たような出来事が起こったときに、昔の記憶と同時に辛かった感情がよみがえる、フラッシュバックが起こってしまうんですね。

そうじゃな、フラッシュバックは辛いので、似たような出来事が何歳になっても自分に起こらないようにしてしまうわけじゃ。トラウマが強ければ強いほど、動きがとれず、苦しみ続けてしまうわけじゃ。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

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