Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明
トラウマかもしれないと思うようになると言うことは、自分で判断できる年齢になり、人とぶつかったり、価値観が大きく変えざるを得ない状況など、目に見えて他の人と行動や態度が違うことが分かったからじゃ。
トラウマの根源は、子どもの頃ですから、そのころ何があったか考える必要がありますね。
しかし、抑圧していたり、昔の話だったりすると、思い出すこと自体困難な場合があるんじゃ。なにせ本人は自覚していないのだからじゃ。
自覚してもらうための良い方法はありますか?
トラウマを思い出す良い方法は、イメージじゃが、子どもの頃の自分と合って、子どもの自分に直接語りかけ、どんな辛いことがあったのか聞いてみることじゃ。ちょっとやってみるか?
はい、やってみたいと思います。
では、始めるぞ。目を閉じて、深呼吸して、子どもの頃、自分が遊んでいた場面を思い出してみよう。思い出せたか?
。。。はい、思い出せました。
じゃあ、次に、子どもの自分を自分の目の前に呼び寄せてみよう。
。。。はい、呼んでみました。
子どもの自分に楽しいか聞いてみてくれ。
。。。はい、楽しいと答えてくれました。
じゃあ、次に辛いことはないか聞いてみてくれ。
。。。はい、聞いてみました。
笑顔か?泣いている?泣いていたら、優しく抱きしめてあげてくれ。
。。。(泣)はい、抱きしめてあげました。
「辛いままにしてゴメンね。何があったのか教えてくれる?」と聞いてみてくれ。
はい、いろいろ話してくれました。いろいろ思い出すことができました。
「いままで、助けてあげられなくてごめんね。これから、元気になれるように頑張るからね」と言ってあげてくれ。
。。。「うん」ってうなずいてくれました。
じゃあ、ゆっくり目を開けて、ゆっくり何回か深呼吸をしてくれ。
はい、少し落ち着きました。
最終目標は、子どもが笑顔になることじゃぞ。
はい。
コメント