30. トラウマを持った子どもの頃の自分を確認する

Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明

トラウマかもしれないと思うようになると言うことは、自分で判断できる年齢になり、人とぶつかったり、価値観が大きく変えざるを得ない状況など、目に見えて他の人と行動や態度が違うことが分かったからじゃ。

トラウマの根源は、子どもの頃ですから、そのころ何があったか考える必要がありますね。

しかし、抑圧していたり、昔の話だったりすると、思い出すこと自体困難な場合があるんじゃ。なにせ本人は自覚していないのだからじゃ。

自覚してもらうための良い方法はありますか?

トラウマを思い出す良い方法は、イメージじゃが、子どもの頃の自分と合って、子どもの自分に直接語りかけ、どんな辛いことがあったのか聞いてみることじゃ。ちょっとやってみるか?

はい、やってみたいと思います。

では、始めるぞ。目を閉じて、深呼吸して、子どもの頃、自分が遊んでいた場面を思い出してみよう。思い出せたか?

。。。はい、思い出せました。

じゃあ、次に、子どもの自分を自分の目の前に呼び寄せてみよう。

。。。はい、呼んでみました。

子どもの自分に楽しいか聞いてみてくれ。

。。。はい、楽しいと答えてくれました。

じゃあ、次に辛いことはないか聞いてみてくれ。

。。。はい、聞いてみました。

笑顔か?泣いている?泣いていたら、優しく抱きしめてあげてくれ。

。。。(泣)はい、抱きしめてあげました。

「辛いままにしてゴメンね。何があったのか教えてくれる?」と聞いてみてくれ。

はい、いろいろ話してくれました。いろいろ思い出すことができました。

「いままで、助けてあげられなくてごめんね。これから、元気になれるように頑張るからね」と言ってあげてくれ。

。。。「うん」ってうなずいてくれました。

じゃあ、ゆっくり目を開けて、ゆっくり何回か深呼吸をしてくれ。

はい、少し落ち着きました。

最終目標は、子どもが笑顔になることじゃぞ。

はい。

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トラウマを持っていることを、大人になっても本人はあまり自覚していません。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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