Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明
3つの視点
第4章に入る前に、図表の説明をしておこうと思う。
図表ですか?
そうじゃ、最初は、「3つの視点」じゃ。「3つの視点」は、これから伝える9つの意識の枠組みを示したものになる。
個人的視点
まず、1つ目は、基本となる3つの視点についてじゃ。
縦軸に、個人的視点。一番左の縦に書いてある部分じゃな。
そしてそこから3つに分かれる。「自分を思いやる心」、「自分の知識・行動」、「相手を思いやる心」の3つ。この3つは、自分が生きていく上で必要な要素、として設定した。
自分の心と自分の身体と自分が関わる相手って事ですね。
考え方は、自分が自分の人生を送る上で必要な要素ということじゃ。
「自分を思いやる心」は、自分自身に向けた「意識」や「感情」といったところじゃな。意欲とかモチベーションとか、自分の行動を左右する原動力と言っても良いじゃろう。目に見えないし、表現も難しい部分だな。
「自分の知識・行動」とは、もちろん自分の知力や能力、体力や筋力といったところじゃな。自分の力を発揮する部分といえるじゃろう。目に見えたり、科学的だったり、表現しやすい部分と言える。
「相手を思いやる心」とは、自分の周りにいる人に対する思いやりといったところじゃな。友人や知人との交流や協力体制を組む時に必要な力と言えるじゃろう。
何をするにも自分一人でできることには限界があり、どうすれば自分にも相手にも役に立つ仲間ができるだろうか?を常に意識することが、成功の秘訣と思う。
社会的視点
2つ目は、社会的視点。
「全体」、「個人」、「つながり」の3つじゃ。
この3つは、世の中で生きていく上で必要な要素、として設定した。
「全体」は、社会全体という側面もあれば、どんな考えでも意味がある、どんな人でも価値があるという全体像とも言える。
「個人」は、たくさんの人の点という意味合いもあれば、一人ひとり個性があるという見方もできる。いろんな考え方とも言えるかもしれない。
「つながり」は、個人と個人とのつながりとも言えるし、新しいアイデアや考えを創出し脳をつなぐ関連性という見方もできる。
個人的視点という見方と社会的視点という見方は、主観的と客観的とも言えますね。
そうじゃな。この2つの視点からマトリックスを作ると以下のような図表になる。
9つの意識
マトリックスにより、9つの意識が表れる。
9つの意識についての詳細は、第4章から説明するとして、ここでは、概略を伝える。
概略を、子どもの視点、親の視点で分けてみた。
子どもの視点は、自分目線じゃな。親の視点は、子どもに提供する言葉や考えというところじゃろうか。
「相手を思いやる心」は、上の「自分を思いやる心」と「自分の知識・行動」に包含されているとも言える。
なので、まず学んで頂くこととしては、上の6つが重要となる。
そして、「相手を思いやる心」は、フィードバックとして見て頂ければと思う。
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