Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明
自立と依存の関係について、ちょっと説明しようと思う。
自立と依存に関係があるのですか?
そうじゃ。子どもの頃しっかり依存できた子どもが、将来しっかり自立した大人になるのじゃ。
依存って言うことは、甘えるってことですよね。甘えさせていると、「甘え癖」がつくって言いますね。
それは、正確には「甘やかし癖」じゃな。
「甘え」? 「甘やかし」?
「甘やかし」については、「25.甘えさせると甘やかすの違いを知って欲しかった。」に書いているので、時間があるとき、呼んでみて欲しい。
分かりました。
子どもの頃に、しっかり3つの肯定感を持たせることで、将来、自立した、自信を持った大人になることができるが、親にエゴやストレスや思い込みがあり、子どもの自己肯定感を育てる前に自立のための教育や知識を植え付けようとすると、子どもは、心が育たないまま大人になってしまうんじゃ。
具体的に教えてください。
良好な状態
下の図は、中学生あたりの時期に、子どもが求めている甘えからの脱却と自立に向けた行動や態度について親が自覚し、子どもと協力しながら子どもの自立に向け支援している状態じゃ。
中学生あたりで急激に依存をやめて自立に向かうんですね。
そうじゃな。中学生あたりで、甘えたい気持ちが満腹になり、満たされ、コップの水があふれる瀬戸際ってことじゃな。
良好ではない状態
下の図は、中学生あたりの時期で、子どもが求めている甘えからの脱却と自立に向けた行動や態度について、親が理解しておらず、親自身のエゴやストレスや思い込みから、子どもが依存する時期に自立に向けた勉強や行動を強制的にとらせることにより、子どもは、中学生以降も甘えが満たされない状態、依存したい気持ちを満たしたいと考え、自立に向けた行動や態度が身につかない状態なんじゃ。
甘えを満たして欲しい時期に、自立に向けた教育をすることによって、甘えたい気持ちが満たされず、満たしたいと思う思いがずっと続くわけですね。
本来、甘えを満たしたい相手は親じゃから、いつまで経っても甘えたい気持ちが満たされないという事じゃな。
年齢が上がれば上がるほど、親に甘えたいとは言えないから、親以外の人で代用しようとする。
なんか、とても怖いですね。
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