人間関係をリセットしたい! 疲れた心を改善するための方法!

Last Updated on 2023年8月8日 by 高橋 秀明

目次

はじめに

世の中人間関係が一番難しいと思います。人間関係が上手くいけば、どれほど人生は楽しいものになるでしょうか。
そこで、今回は、誰しも悩んでしまう人間関係について、どうしていけば良いか考えてみました。
人間関係が上手くいかない人の特徴や原因、対策についてお伝えしていきます。
対策を実行することが難しいと感じている方に向けても、なぜ難しいと感じてしまうのか、次にどうすれば良いのかについてもお伝えしていきます。

人間関係が上手くいかない原因7つ

人間関係が上手くいかない原因として、その人の思考が影響しています。特に思い込んでいたり、人間関係を改善する方法をやっていなかったり、どうしていけば良いのか分からない人もいるかもしれませんね。
そんな上手くいかない人は、どんな思いを持っているのでしょうか。見てみましょう。

心を開くと隙をつかれると思っているから

自分の弱みを見せると、相手にその隙を突かれ、自分が不利になってしまうと思い込んでいる人がいます。
そのため、自分を強く見せることに意識が向き、無理に強く見せようと格好をつけたり、大きな声で会話をしたり、知識を披露したりしてしまいます。しかし、自分のことについて質問すると、とたんにごまかし、何も話さず、打ち解けない状態を続けてしまう場合があります。

自分と同じ基準にしてもらわないと自分ばかり苦労していると感じてしまう

人間関係が上手くいかない原因の一つに、自分だけが苦労していると感じてしまう点があります。
何かをグループで作成する際、役割分担が自分だけ重たく感じ、自分の苦労と同じ苦労を他の人も感じさせたいと思ったりしています。先に帰る人を許さなかったり、自分が残業したことを触れ回ったりしてしまいます。

自分が振り回されるのがイヤだから避けてしまう

みんなで協力する場面にもかかわらず、自分だけが振り回されているという意識を持ってしまい、協力を拒否したり、自分のやりたいことだけをやってしまったり協調性のない行動に出たりします。客観的に見たら、わがままに見えたり、自己中心的に見えますよね。自分本位な行動を取らないと、いられないのかもしれません。

相手の気持ちより自分の気持ちを優先させてしまう

自分の気持ちを考えるのは問題ないのですが、どんな場面でも、自分を優先させてしまう傾向があるとつき合いにくいですよね。相手の要求もしっかりのんで、バランスの良い行動をしようとすると、ストレスを感じてしまうのかもしれません。

自分が言いたいことを言わないと気分が収まらない

話をし出すと止まらないのは、すべて出し切らないと満足できない意識があります。あくまで自分の発言は、自分の価値観であり、相手とは違う存在であるという意識が薄いのかもしれません。相手は相手、自分は自分と思うことに対して、寂しさやつらさを感じてしまうのかもしれません。

何を言っても通じないと思っているから

「どうせ言っても無駄」という諦めの感情を持っていると、何も向上できません。しかし、こう思いたい人は、何か理由があるのでしょう。無駄である理由を聞いてみましょう。聞かれていないから答えようとする方向に意識が向いていないのかもしれません。もしかしたら言いたくないのかもしれません。まずは、好奇心を持って聞いてみることをお勧めします。

自分の考えを曲げると、自分が負けたと思うから

自分の考え方は、あくまで自分の考えであって、その考えがすべての正解ではありません。自分の考えより相手の考えの方が理想的であったり、良かったりして、自分の考えが採用されないと、それを受け入れることができず、自分が負けたと思い、自己主張を始めたりしてしまいます。勝ち負けの発想から脱却できれば良いのでしょうね。

人間関係が上手くいく対策

相手に関心を持つ

相手に関心を持つ方法は、3つあります。1つ目は、受容することで、相手の存在が自分の学びと考え、どんな行動でも意味があると受け入れてあげることです。2つ目は、共感することで、相手の考えや価値観を受け入れ、相手の考え方には意味があると意識し、関心をもっていることを示すことです。3つ目は、協力することで、相手の悩みや課題を解決するために協力してあげることです。

相手そのものに関心を持つ

まずは、相手に関心を持ちましょう。相手はなぜこの学校に入ってきたのか、なぜこの会社に入ってきたのか、なぜこのグループに参加したのか、何か想いがあってのことだと思うので、関心を持って聞いてみましょう。

会話をしながら相手を観察する

人と話す時、相手の目を見て話をしましょう。相手は、自分の話を楽しそうに聞いているのか、つまらないと思って聞いているのかすぐにわかります。会話は、一方的にするもの(講演会や独演会や漫才なら違いますが)ではありません。相手に聞いてもらってこそ意味があるのです。もし、つまらなそうな顔をしていたら、話題を変えたり、「つまらなかった?」って聞いてみましょう。

相手の考えや価値観を聞いてみる

相手の話を聞くことより自分が話すことの欲求が強かったり、聞こうと思うけど意見が違うと、つい自分の意見を言いたくなってしまう人は、後学のためと思って、相手の話を聞くようにしてみましょう。相手は、「なんで、そんな考え方をするのか?」と、興味を持って聞いてみましょう。話を聞いてもらえる喜びを感じているのなら、相手にもその感情を提供してみてはどうでしょうか。

みんな悩んでいるので解決してあげる

自分が悩み出すと、自分だけが悩んでいるように錯覚してしまいます。それは、周りの人が悩んでいるように見えないからです。
逆にあなたが悩んでいても、よほど落ち込んでいる態度を見せるか、悩んでいると伝えなければ伝わらないし、誰も気づかないのです。みんな、何かに悩んで、解決したいと思っていると意識してみましょう。まずは、自分の悩み事を、友人から相談されたと思って、解決策を考えてみましょう。こう考えると、意外と妙案が浮かんだりします。

離れる・距離を取る・関わらない

自分に合わない人は、身近な人でもいます。昔、そうでもなかった人が、成長する中で、価値観の違いが明確になってくることがあります。そういう場合、気にせず相手から離れましょう。もっと自分の価値観に合った人が現れると考え、過去の人を引きずらないようにしましょう。物理的にでも良いですし、精神的にでも良いです。

好奇心を持つ

好奇心には、3つの好奇心があります。1つ目は、拡散的好奇心です。今まで読んだことのない分野の本(男性なら女性誌とか)を読んでみたり、行ったことのないところへ行ってみたりすると、自分の視野が広がります。2つ目は、知的好奇心です。個人的には、個性的好奇心という意味合いで考えています。いくら読んでも、もっと読みたくなる、繰り返し行ってもまた行きたくなるという興味のある分野を持つことです。3つ目は、共感的好奇心です。あの人はどうしてこう考えるのか、どうしてこれに興味を持ったのか、どうしてこれを避けてしまうのかなどなど、相手に関心を持つことです。

本を読む

人間関係が上手くいく方法は、たくさんの本を読むことです。本は、著者の考えが満載です。タイトルが「人間関係」である必要はありません。イソップ的な物語でも良いですし、歴史の本でもいいと思います。営業の本でもスピリチュアルの本でも大丈夫です。もちろん心理学の本も良いです。大切なのは、読んだ本から、自分が何を学んだのかを考えることが大切なのです。読書会とかあったらシェアするのも楽しいですね。

調べる

疑問に思ったら、ネットで調べてみましょう。悩み事のキーワードを入れるといろんな方がいろんな事を書いてくれています。私も参考にしています。個人的には、他の人が何を考えているのか興味があるので、例えば今回の記事なら「人間関係の悩み 心理」と検索してみます。すると、悩み事の深層心理が見えてくるので、悩み事の根底が見えてきます。そして、私は、忘れっぽいので、記事とURLをコピペして、まとめています。いろんなキーワードで試してみてくださいね。

自分の発散方法を身につける

誰しも、生きている以上、ストレスにさらされています。ストレスを溜め込むと、うつ症状を招きかねません。ストレスが増える前に、自分なりの発散方法を見つけておきましょう。見つけ方は、簡単です。自分にとって心地よい方法を見つけて、メモして(メモ自身を忘れないようにiphoneとか、PCとか、ノートとかいろんなところに入れておきましょう)おくのです。音楽であれば具体的な曲名など書いておきましょう。実際、ストレスが溜まると、どうやって発散すれば良いのか思い浮かばないのです。なので、100個くらい、早いうちにリストアップしておくことがオススメです。

自分の心を見つめる

どうやって自分の心を見つめるのかお伝えします。心には、3つの肯定感があります。1つ目は、自己存在感です。自分の存在に価値や喜びを見出すことができているでしょうか。自分の存在意義に関心を寄せてみましょう。生まれてきた以上、存在意義はありますので、どんなところに意味あるのか(次の自己効力感や自己有用感があればそれこそ存在意義ですね)を見ていくということです。2つ目は、自己効力感です。あなたには、能力があり価値があるので、どんなところに能力があり価値があるのか明確にしていきましょう。自分が面白いと思うこと、好きなこと、もっと知りたいことです。3つ目は、自己有用感です。自分は、相手の役に立つ事ができるという思いのことです。2つ目の自己効力感の中から、相手の役に立つ能力を深めていきましょう。

自分を変える

相手の考えや価値観を変えることはできません。自分が今より向上するには、何を変えれば良いのか考えて、実践していきましょう。気にするのは、相手ではなく、自分です。自分の行動が変わって良くなったら、そのあなたに見合った、居心地の良い人やグループが現れます。時は進み、年齢は進みます。現状維持は、向上の反対、つまり低下であり堕落になります。自分を変えて、向上していきましょう。

自信を持つ

自信を持つことは、相手より強くなることではありません。相手と対等になることです。精神的に、相手と同じ立場に立つということです。それは、ちゃんと自分の言いたいことを伝えることであり、相手に媚びないと言うことです。自信を持つには、自分の得意技を持ちましょう。ニッチな分野でも良いので楽しく話せる分野をいくつか持つと、自信がつきます。

笑顔を作る

人は笑顔を見ると、無意識に自分も笑顔になります。それは、笑顔は、脳に安らぎを与えるからなんです。みんな、安らぎが欲しいんですね。なので、いつも笑顔を絶やさないようにしましょう。朝、起きる前に笑顔を作る練習(1分間口角を上げるだけです)をしてみましょう。自然にできるようになると、いつのまにか笑顔が日常になります。

自分を大事にする

八方美人な人は、たぶん日常的に疲れていると思います。みんなに顔色を伺わなくてはいけないので、脳も休まらないし心も休まりません。これでは、いつか倒れてしまいます。まずは、自分を大切にすることを意識しましょう。自分本位ではなく自分主体です。他人の顔色ではなく、自分の顔色を見ましょう。自分は何を解消しようとしているのか、自分はどんな状況を避けようとしているのかを考えてみましょう。

悩みごとを打ち明けてみる

誰しも悩みごとの一つや二つ持っており、相手に「ちょっと相談したいことがあるんだけど」と、言って話を聞いてもらってみてはどうでしょうか。雑談の中で、「実は。。。」と、話ができそうであればやってみましょう。何かしらのアドバイスがもらえるかもしれません。悩みごとは、いくつかの悩みが混ざっている場合が多いので、全て一気に解消しようと思わず、一つ一つ解消してみようと考え、行動してみてください。

人間関係が上手くいく対策を実行することが難しい理由

方策をいろいろ出させていただきましたが、それすら実行することが難しいと感じる場合があります。それはどうしてなのでしょうか。ここからは、「なぜか分からないが行動に移すことが難しい」と思われている方に向けて話をしてみたいと思います。

難しい原因は、あなたにはない

まず、対策の中で、どの方法を取ったとしても解決に至らなかった場合、あなたに問題があるわけではないことを意識しましょう。「解決できなかったのは自分だから、自分の能力や、やる気に問題がある」と思ってしまがちですが、違います。なぜなら、いくら努力しても、元々、解決できない脳になっていたから難しいのは当然なんです。
脳に問題があるわけではなく、「解決意欲にブレーキをかける脳が出来上がってしまっていた」と言うことです。

あなたにはない理由

もう少し、具体的に説明します。

例えば、友だちに自分の悩みを打ち明けることができなかったとします。勇気がなかったのかもしれませんし、何を言えば良いのか分からなかったのかもしれません。どちらにせよ、行動することにメリットがあれば、あなたは行動しているということです。つまり、行動することにデメリットがあると思い込んでいるので、行動に至らなかったのです。デメリットの内容は、人によって様々ですが、デメリットが頭に浮かんだので行動することが不利に働くと思ってしまったのです。

どうして、不利に働くと思ってしまったのかというと、今回の悩み事が発生するよりも、もっと前に、「自分にはできない」「行動しないことがメリットになる」と思い込む出来事があったというです。

例えば、親や先生から暴言を繰り返し聞かされたり、暴力を繰り返し受けると、子どもは、ネガティブな思考が増え、「やらない方が良い(やったら恐怖感を味わうなど)」という思考になってしまうのです。

親を中心に書いておりますが、親のみではないですのでご了承ください。

あなたにとってデメリットとなった過去の出来事

あなたがネガティブな発想してしまう原因として、何かあったでしょうか?

恐怖感、羞恥心、罪悪感、劣等感、能力を否定される言動、やる気を失わせる言動、存在感を否定される言動、などなど誰かから、何かを受けた、受けざるを得なかった出来事が根源的な体験としてあったということです。

子どもの頃ですから、あなたには、どうすることもできなかった出来事が、その時にあったわけです。
注意点ですが、じっくり思い出さないでくださいね。つらかった思いを再体験してしまうかもしれないので。
(思い出して欲しいのですが、詳しく思い出さないようにしてくださいって、難しいですよね)

あなたが子どもの頃にあなたにデメリットを伝えた大人が原因

注意点を踏まえて、その時、どうすることもできなかった出来事は、なんでしょうか?
問題は、あなたではなく、ネガティブな思考を提供した大人にあったというこです。
すべての原因が親であるとは言いませんが、大半は親であると考えており、ここでは、親としています。

デメリットを学んだ解決できない脳を解決できる脳に変える

デメリットとは、間違った子育てのことです。間違った子育てとは、あなたの親が間違った育て方をしたということです。あなたの脳を、解決できる脳にするには、過去に戻り、正しい子育てを体験してもらうということです。しかし、実際そういうことはできません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、あなたが、子育てを学び、あなたの脳を自分で書き換えるという作業をすることで変わることができるのです。

どう育てられたら良かったかを考え、イメージの中で、書き換える

人間の脳は、現実とイメージの区別をすることができません。
脳の機能を上手く使い、あなたにとって受けたかった子育てを具体的にイメージし、繰り返しイメージすることで、元々、そのような子育てを自分が受けていたところまで繰り返していきます。

詳しくは、別記事で紹介する予定です。

いかがだったでしょうか。
人によっていろんな書き方をされているので、1つの案として見ていただければと思います。
参考になれたら嬉しいですし、コメントをいただければ嬉しいです。

別の記事にも立ち寄ってみてくださいね。
ではでは

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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