Last Updated on 2022年9月8日 by 高橋 秀明

こんにちは、心理カウンセラーの老(ろう)じゃ。よろしくな!それから、男の子がいる子育て実践中で心理カウンセリング勉強中の子(し)じゃ、こちらもよろしくな!



これから、トラウマ克服の方法を伝授してやるぞ。
この方法をマスターしたあんたは、トラウマが克服でき、楽しい人生を送れること間違いなしじゃ。楽しい人生が送れるといっても、なんでも要求が満たせるってことではもちろんないぞ。
これからもいろんなことを学び、いろんな失敗を繰り返し、自立した人間に成長するためのコツじゃ。
死ぬ前に「あ~、とてもよい人生だった。関わってくれたみんなありがとう」ってお礼を言いたくなる人生じゃ。
そんな人生を送りたいと思ったのなら、読んでみるんじゃ!



分りました。よろしくお願いします。



じゃあ、早速、流れを説明するぞ。
まず、トラウマの基本的な考え方。次に、トラウマを克服する方法について伝える。最後に克服した後の行動について伝える。



トラウマ克服は、イメージ的にはマイナスから0になるようなものじゃ。
例えば、骨折したとする。入院して、手術で骨をついでもらい、時間の経過とともに折れた骨が1つにつながりもとに戻る。骨折というマイナスから、元に戻るという0になるわけじゃが、骨がつながったからと言って、筋肉が骨折する前と同じかというと、衰えているよな。つまり、0からプラスに持っていく作業が必要じゃという事じゃ。



なるほど、トラウマも克服できたからと言ってすべてが良くなるわけではなく、そこからが本当のスタートになると言うことですね。



そういうことじゃ。ここではこういうふうに分けた。それは、以下のとおりじゃ。
- 第一部 トラウマとは
- 第二部 子どもだった自分の視点
- 第三部 トラウマ克服
- 第四部 大人になった自分の視点



第四部が、プラスに持っていく内容ですね。ところで、トラウマを克服する前に、子どもだった自分の視点ってありますね。



それは、子どもの頃の出来事と向き合うということじゃ。トラウマを克服しようと今までに本を読まれた方なら分ると思うが、ここが一番大事なところなんじゃ。
じゃが、ここが一番難しい。なぜならトラウマは、思い出したくない体験だからじゃ。
なぜ思い出したくないのかというと、恐怖体験だからなんじゃな。



恐怖体験なら思い出したくないですよね。



後で詳しく説明するが、トラウマを持ったのが子どもの頃で、感情的に恐怖を感じた出来事で、対処する能力もなかったのでどうすることもできなかった出来事だったからじゃ。対処することができないつらい体験を思い出したくないのは当然じゃな。



なるほど、今でも分らないことがあると不安があります。でも、対処の仕方が分かったり、繰り返しやることで慣れてくると不安ではなくなりますね。



つまり、トラウマを克服するには、トラウマになった原因を探る前に、トラウマになった理屈を明確にするということじゃ。
水泳選手がいきなりプールに飛び込むことはせず、泳ぎ方や筋肉の勉強したり、身体を鍛えたり、場合によっては心臓マッサージを勉強したりするからこそ、本番で、安心して実力が発揮できるようになるわけじゃ。



となると、トラウマ克服の場合、何をすれば良いのですか?



それは、子育てを勉強するということじゃ。なぜなら、トラウマの原因は親であることが多いからじゃ。親も、悪気があってやっているわけではないが、親自身が子どもの頃に受けた体験を踏まえて子育てをしてしまっている。
親となって、自分の子どもに対して、暴力や暴言などを使ってしまう人もいる。それは、思い込みやストレスと言った心理的な側面があるが、そもそも子育てを勉強していないからなんじゃな。



なるほど、親としての無自覚や、無意識の行動、子育ての知識不足が子どものトラウマを作ってしまっているんですね。



そうじゃな。だから子育てをしっかり勉強することが大事なんじゃ。



親が子育てを知らないのですか?



おぬしは、どこかで子育てを学んだか?



いいえ、学んでいません。産婦人科で、ちょっと教わったかな。



それで、子どもを社会人になるまで育てられる自信が持てたか?



いいえ、まったく。
分らなくなったら聞いてねって言われたけど、もう分らないことだらけで、いらだつことも多いですね。



おぬしは、親から適切な子育てを受けたと思っているか?



そう考えてみると、なんとも言えないですね。



そうなんじゃ。みんな知らないまま、育てなきゃならない環境に置かれてしまっている。
それじゃ、不安が増え続けるのは、当然じゃよな。



つまり、そこが分かると、自分のトラウマを知ることができ、克服できるわけですね。



そういうことじゃ。
じゃあ、これから、トラウマ克服の話を進めていくぞ。
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