6.子どもにとって悲しいのは、親が与えたという事実

Last Updated on 2022年9月8日 by 高橋 秀明

子どもがトラウマを持ち、その原因を見つけ、「あなたのせいで私はトラウマを持ってしまった」と親に文句を言うと、逆に親に怒られてしまう。

怒られて嫌な思いをしたのに、また怒られるなんて最悪ですよね。

親に文句を言ってみると、いろんな対応を取られる。
「そんなことは言っていない、それは間違いだ、お前が勘違いしただけだ」「お前のことを考えて、叩いたんだありがたく思いなさい」「昔のことは忘れた、お前も忘れなさい」「よく言えたもんだ、親の気持ちになってみろ」「ひどい、お前をそんな子に育てた覚えはない」などなど言い逃れをすることに終始する。

親は、子どものことを考えてはくれないんですね。考えているふりは、たくさんしてくれるようですね。

残念ながら、親は、何を考えればよいのか、分からないのじゃ。
育てた子どもから文句を言われるわけじゃから、驚くのも無理はない。
もし、子どもの立場を考えた子育ての勉強をしていたのなら、子どもが文句を言う理由はすぐに分かるし、子どもが何を言いたいのか聞こうとするじゃろう。

子どもは、親が嫌いになったのではなく、自分が悲しいことを伝えたいだけだったのにですね。

親が、子育てに対してどんな価値観を持っているかで、子どもが悲しんでいること自体が予想外となってしまうのじゃな。
残念ながら、親は、子どもを作るとき目的を持っていないのじゃ。何も考えてないのじゃ。自分のことしか考えていないのじゃ。
政治家の親は、ほとんどの親が政治家にしようとする。学校の先生の子どもは、将来学校の先生にならないといけないと教育する。もちろん、子どもが決めたのなら良いが、事前に親が決めてしまうケースが多い。
そして、それが正しいと親は思っている。

無意識・無自覚にそうしてしまうんですね。

そうじゃな、なぜなら、自分がストレスやエゴで子どもを育てていることを自覚してないからじゃ。そのストレスの原因は自分の親じゃが、自分の親の教育は間違っていないと、自分自身が思っていると、自分の子どもが間違っている、浅はかな考えしか持っていない、と考えてしまう。
だから、子どもが違う学校に行きたい、違う仕事をしたいと言ったとたん、烈火のごとく感情をあらわにし、怒りまくってしまうのじゃな。

子どもは、悲しさで一杯になりますよね。

目次

残念ながら、あなたの目の前にいる親は、あなたの理解者になってくれません。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次