7.慣れは怖い!少しでも早く捨てたほうが良い

Last Updated on 2022年9月8日 by 高橋 秀明

トラウマは、慣れてしまうのじゃ。そこがとても怖いところなんじゃ。
慣れてしまうと、嫌だったことが、嫌だと思わなくなり、気にならなくなってしまうのじゃ。

気にならなくなっちゃうんですか?

気にならなくなると言ったが、正確には、気にしていたら怖くて生活していけないので思い出さないように思考が制御してしまうんじゃな。それを「我慢」とは言わず、「抑圧」と言う。

「すっかり忘れた気になる」と言うことですね。

そうじゃ。「すっかり忘れた」のではなく、「忘れた気になっていないと、やってられない」なんじゃな。
トラウマは消えたと思いがちじゃが、実際は消えていないんじゃ。心の奥底に抑え込んでいるだけなのじゃ。
つらい、苦しいと無意識にトラウマを感じながら、生きているんじゃ。
意識的には、「なぜか理由は分からないが、生きているのが苦しい」という言い方になる。カウンセリングを受けたり、何かの拍子に、「この苦しさの原因は、トラウマだ」と気づく。

少しでも、早くそのことに気づいて、トラウマを捨てることができれば、豊かな人生に変われるんですね。早く捨てることができれば、楽しい時間がとても長くなりますね。

気づく方法は、自分の感情をしっかり感じることじゃ。いま、この瞬間の感情を感じてみることが大事じゃ。どうすれば、感じる事ができるのか? それは、自分のやりたい本心触れ、本心ができない原因を見つめるという事じゃ。
本心に触れるには、日頃、何をしたい、どうしたい、どうなりたい、どんな役に立つ人になりたいかを考え、ワクワクする物語を書き出す事じゃ。
どんな時期に、どんな行動をとっている自分でいるのか、その時、自分はどんな気分になっているのか書き出してみよう。

この訓練を繰り返すことで、本当の自分を取り戻してくことができるのですね。

そうじゃな、トラウマ克服そのものではないが、まず、自分の感情を見つめる作業は、そのあとの、トラウマ克服にはとても強い力となる。
今の自分に満足するのではなく、新しい自分に自分が向かうことに慣れる。やりたいことができる自分に慣れることが大事なのじゃ。

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人は、慣れます。良い方向にも慣れるし、悪い方向にも慣れる。慣れてしまうのが、人間なんです。どんな自分に慣れた自分になりたいか?考えてみましょう。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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