10.トラウマを持ったあなたを理解できても、解消してあげられない。

Last Updated on 2022年9月8日 by 高橋 秀明

会社は、「自分は、トラウマがあるから」と言って、ハンデを与えてくれるわけではない。「自分は、つらい思いをしてきたから」と言って、楽に生きられるように給料を上げてくれるわけはないよな。

いくら話しても「そう、大変だったね」で終わってしまいますね。聞かされたほうも、他にすることはないですもんね。

うつ症状など、業務に支障をきたすのなら、心療内科などに行くことをオススメする。診断が出れば、会社も対応が可能じゃからな。

心療内科って怖いですね。

怖い理由は何じゃ?

周りにばれると、精神的に問題のある人間だと思われてしまうことでしょうか。

目に問題があれば眼科に行くし、内臓に問題があれば内科に行くし、精神的なものだけ、特別扱いする傾向が日本には昔からあり、世代間を超えて連鎖しているように感じるな。

そうですね、思い込み感は拭えないですね。
自分が「精神的に問題があると思われたらイヤだから」は、逆に言えば、「自分は他の人に対して、精神的に問題がある人だと思う」と言っているようなものですね。自分自身が、思い込みを外す必要がありますね。
まあ、それはともかく、自分で行動しなければ、何も始まらないと言うことですね。

そう、結局誰も、助けてくれないんじゃ。
表面的には優しくできるかもしれん。それも、癒しになるじゃろうが、それ以上何もできないんじゃな。

何とかするための方法を周りに聴くのはとても素晴らしいことだと思います。たくさん情報を収集して、「なんとかできる」という意欲が大切かもしれませんね。

そうじゃな、結局、子どもの頃の自分を助け出せるのは、自分しかいないのじゃ。子どもの頃の自分を笑顔にするのは、自分しかいないんじゃ。
たくさんインターネットで検索してみて、たくさん本を読んで欲しい。友人に聞いてみても良いと思う。セミナーにも行って欲しい。どうすれば、解決に向かえるのか一生懸命考えて欲しい。

自分を助けられるのは、自分だけってことですね。

そうじゃな。それを自助という。自分を助けてあげるという事じゃな。
じゃが、自助とは、自己責任とは違って、「自助の支援」という言葉もあるのじゃ。

「自助の支援」ですか?

そうじゃ。「自助の支援」とは、自助ができるようにするための支援のことじゃ。このサイトもそうじゃな。
医者もそうだし、カウンセラーもそうじゃな。
自分一人では解決できないことでも、支援を借りることで解決できるかもしれないのじゃ。たくさん活用してみよう。

目次

トラウマという、子どもの頃に受けた心の傷が、その後の人生を大きく変えていきます。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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