Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明
「自己存在感」とは、「自分は、ここに存在する価値がある」という「思い」のことじゃ。この「思い」とは、「自分は、正しいと思っている」「当然のこと」「当たり前」ということじゃな。
思い込みって悪いイメージもありますが、「自分は、これだ!」って、しっかり思い込むって自分の力になりますよね。
そうじゃな、「思い込み」って聞くと、何かに固執して譲らないから柔軟性がなく、相手とぶつかってしまうみたいなイメージがあるよな。まあ、それも正しくて、思い込みはあくまで「自分が自分に対して持つもの」だということじゃな。
思い込みを相手に対して使ってしまうので、相手から見ると、固執していると思われ、ぶつかってしまうのですね。
この「思い」が、自分の中に浸透し根付くと、自分の力となる。自分の存在を否定する発言などがあったとしても、「そんなことはない」と、すぐ言えたりすることができるわけじゃ。
要するに「自分は自分、相手は相手」と割り切れるわけじゃ。自分自身に目を向けてみると、自分が行動しようとすることや、自分のやりたいことに対して意欲がある自分に魅力を感じることができるんじゃな。
意欲的に行動できている自分って、誇らしいですよね。
ワクワクした気持ちで自分の人生を歩もうと思えるようになるから、「自己存在感」を持ちたいと思うのは、当然じゃな。
でも、自己存在感のイメージがわかないんですけど。
そうじゃな、例えばこんなイメージだと思うが、どうじゃろうか。
自分しか扱えない自分専用のガンダムの操縦席に座っているようなもんじゃな。エヴァンゲリオンでもよいぞ。
(えっ!?、ガンダム?)な、なるほど、ガンダムですね!
そうなんじゃ。しかも、このガンダム自体が、自分の顔であり、自分の身体をしているんじゃ。
自分が自分を操縦しているようなもんですね。
そうじゃ。自分は、自分以外の誰も自分を操縦することはできない、成長するガンダムじゃな。最初は、上手く操縦できないが、少しずつ慣れてくることによって、思い通りに動かすことができるようになってくる。
自由に動かすことができるようになればなるほど、操縦席に座っている自分は、自分の存在の大切さが分かり、自分の大切さが見えてくると思うがどうじゃ?
自分が自分に乗っているイメージで、過去のいろいろな体験を思い出すと、「そんな体験をしたのは、自分しかいないんだ」という気持ちから、だんだん、自分自身の存在の大切さが分かってきました。
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