14.子どもの自分は、自己有用感を持ちたかった。

Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明

「自己有用感」とは、「自分の能力を使って、他の人の役に立つことができた」という「感覚」のことじゃな。この「感覚」は、「自分には、周りの人の役に立つ能力や体力がある」ということに自信を持っているということじゃな。

自分が役に立つ存在であると思えたら嬉しいですよね。

この「感覚」が、自分の中に浸透すると、相手のことに配慮した行動を取ることができるようになるんじゃな。

相手に配慮ですか?

そうじゃな。相手のためになることを実践したとき、相手のためになったかどうかは、相手に聞かないと分からないということじゃ。
提供する側が、「相手のためになった」「やってあげた」というのは、単なる自己満足の世界でしかない。おごった人間の考え方じゃ。お節介とも言える。
相手に配慮し、相手の立場に立ち、そして自分が自信と意欲を持って提供するのだからこそ、相手は、提供してくれたものに魅力を感じ、感謝する気持ちがわくわけじゃな。

相手に配慮し、相手を気遣っていたら、疲れちゃいませんか?

もし、疲れるとしたら、相手と自分のバランスが悪いことになる。
昔、シーソーってやったか?そのシーソーを、相手に配慮して、相手に気を遣って、自分の力だけで動かしていたら疲れちゃうと思わんか?

そうですね、相手が何もしない状態を考えると、例えば、自分が地面に近いときは、足で蹴り上げ、上に上がり、上に上がったとき相手が何もしてくれなければ、重心を外側にずらして、下に下げるってやるのかな。全然、楽しいイメージが湧かないですね。

楽しいとは、つまり、あくまで50vs50ということじゃ。相手と自分は同等でありながら、相手の役に立つことをする。それは、同時に、自分の役にも立っているということじゃな。

なるほど、相手にも自分にも配慮し、その中で、相手の役に立つから、自分は楽しくやろうとするんですね。

ワクワクした気持ちで、「相手が困ったときに、そっと手を差し出し、相手の役に立ち、『自分が人の役に立つことは楽しい』」と思えるから、「自己有用感」を持つことに意味があるのじゃ。

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自己有用感が身につくと、役立つ存在になれるから持ちたいと思うのは当然。

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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