Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明
「知的好奇心」とは、「自分が興味を持った分野を深掘りしたい」と思う「感覚」のことじゃ。
深掘りしたい?
そう、興味を持つと言うことは、その分野についてもっと詳しく知りたいという欲求があるわけなじゃ。誰しもいきなり詳細を知って理解することはできないじゃろう。まずは、概略を知り、意味や必要性を知り、すると疑問を持ち始める。「この言葉はどういう意味なのか?」「どうしてこうなのか?」「どうしてこうしないのか?」いろんな疑問がわき、創造力が増し、未来を想像すると楽しくなる。
どうすれば、知的好奇心を増やすことができるのですか?
それは、この分野が、自分の未来を明るくする、世の中をもっと楽しいモノにしてくれると思ったら、どうすれば、もっと良くなるかを考えたくなる訳じゃな。自分が熱中したいものであり、自分の長所が有効活用できるものであると、専門性を持つことができるかもしれない。
世の中をもっと楽しいモノにするということは、言い方は雑ですが、今、世の中で問題になっていることを考えると言うことですか?
そうじゃな、自分が暮らしていく中で、世の中がもっとこうなったらもっと暮らしやすい社会になるんじゃないかなっていう疑問が大切じゃな。違う言い方をすると、誰かの役に立つかもしれないというワクワク感であったり、自尊心であったりする。
昔は、三種の神器っていうのがあって、テレビ、冷蔵庫、洗濯機が効果だったり、質が悪かったりしていたが、技術屋さんがどうすればもっと良い物がもっと安くできるかを一生懸命考え、開発してきた結果、今、誰でも手に入れられるようになったわけじゃな。
そのためにも、前の項目の「拡散的好奇心」が大切になるわけじゃな。
拡散的好奇心がどう役に立つのですか?
知的好奇心と拡散的好奇心を図にするとこんなイメージと思っている。
縦に棒状にあるのではなく、「すその」があるのですね。
そうじゃ。メインの高い棒の周りに類似した情報があり、それが、新しいアイデアとして、知的好奇心を広げてくれ訳じゃ。そのためにも、拡散的好奇心は大切な要素となる。
先ほどの三種の神器の洗濯機で考えると、脱水機をつけたり、乾燥機をつけたり、洗剤を毎回投入しなくて良いようにしたりと、なかったものをあると便利だろうっていう新しい発想、ってことじゃな。
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