Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明
トラウマ克服のメインの目的はトラウマをなくすことにあるのは当然じゃが、どうしたらトラウマを消すことができるのかと言えば、それは、対処できなかった自分から対処できる自分に返ると言うことなんじゃ。
対処できなかった自分から対処できる自分に返ると言うことですか?
そうじゃ。子どもの頃親から受けた対処できなかった出来事、例えば、叩かれたとすれば、叩くことの間違いをしっかり指摘して、正しい態度を伝える。また、なぜ叩くことが良いと持ったのかを説明してもらい、それと子育ての関係を明確に聞き出し、説明できないことをしっかり指摘するということじゃ。
なるほど、トラウマは、親としての子育ての間違いが子どもに悪影響を与えているので、親の子育ての間違った部分をしっかり指摘して、改善を促すと言うことですね。
そうじゃな、改善してくるかどうかは分からないが、子育ての間違いを指摘することはできるということじゃ。言い方として語弊があるかもしれないが、子育てについて親の上に立つ、親より子育てができる自分を作るということじゃ。
先ほどの、納得できなかった出来事に対して、自分なりに納得できる子育ての仕方をつくり、それを親にぶつける。親はそれに反論できない。と言うことですね。
そういうことじゃ。親の子育ての未熟さを子ども自身が実感することで、トラウマとして持っておく意味がなくなる。すると、出来事を頭の中で繰り返す必要がなくなるから、時間とともに感情は消滅し、トラウマも解消するという事じゃ。
本当なら、正しい子育てを親に実践して欲しいですね。
そうじゃな。イメージの中で実践してもらうことは可能だと思うぞ。
それだけでも救われる気がしますね。
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