18. 子どもの自分は、受容力を持ちたかった。

Last Updated on 2022年9月9日 by 高橋 秀明

「受容力」とは、自分に対する「自己受容」と他者に対する「共感的受容」がある。「自己受容」は、自分を受け入れる力のことで、「共感的受容」は、相手を受け入れる力のことじゃ。
自分も失敗するし、相手も失敗する。自分も間違ったことをするし、相手も間違ったことをする。相手が失敗や間違いをしたとき、それに対して、いきなり怒ったり説教したりしてはいけないんじゃな。

失敗したら、上手くやるやり方を知らないんだから、ちゃんと説教しないとダメじゃないですか。

人は繰り返し失敗をし、そこから学ぶことができる存在なんじゃな。そして、自分一人では何もできないことを知っている。だからこそ、失敗から立ち直る力を与えることが、その人を成功に近づける近道なんじゃよ。それは、自分のやりたいことを切り開く力ともなるのじゃ。

そのために、間違えないやり方を教えるんじゃないですか。

正しいことを伝えることは大切だと思うが、それは、相手にとって押しつけられていることになると思うが、どうじゃ。

そうですね。いきなり、相手から「これが正しいのだからこうしなさい」って言われたら、自分の能力不足を指摘されているようだし、反抗したくなっちゃいますね。

間違ったとき、「自分は間違えをした」って、その人は分かっているのに追い打ちをかけているようなもんじゃからな。

どうすれば良いのですか?

まず、行動は違っていたのかもしれないが、あくまで行動であって、その人自身が間違った存在ではないことを伝えるということじゃ。
そして、正しい行動を取る能力は、あなたにはあることを伝えるのじゃ。そして、具体的にどうしていけば良かったのかを質問し、一緒に考えることをする。

なるほど、その場の善し悪しだけを見るのではなく、根本的なその人の力を信じてあげることがその人を向上させることになり、自分も向上することになるということですね。

そうじゃな。だからこそ、失敗も成功も得意も不得意もすべてをひっくるめて、その人を受け容れる受容力があれば、世の中楽しくなることを子どもは知っているんじゃ。だからこそ、そんな「受容力」を持ちたいと思うわけじゃな。

最初に受容してくれると言えば、お母さんですかね。

そうじゃな、親が受容してくれることで、受容の嬉しさや大切さを知り、今度は、友だちや後輩や自分の子どもを受容することができるという流れじゃな。

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相手の存在の大切さを受け止める力である、受容力を持ちたい。

心理カウンセリングを行っています。

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