Last Updated on 2023年7月27日 by 高橋 秀明
リーダーって大変な仕事だと思います。今まで担当だった人が突然管理する立場に変わるわけですから。仕事をこなせればよい立場から、仕事をやってもらうためにどうしたらよいのか悩む日々を送るかもしれません。逆に、「管理職なんだから命令すればやってくれるのは当然だ」と思っていたら、思わぬしっぺ返しが来るかもしません。チームワークをいかに作っていくか、問われています。
しかし、リーダーに抜擢されたということは、いままでやってきた実績が評価されているわけですから、頑張って部下と一緒にチームとして活躍していただきたいと思っています。これからは、依頼する立場、お願いする立場、モチベーションを上げてもらうために信頼関係を自ら積極的に築いていく立場となります。
もう読まれている方もたくさんいらっしゃると思いますが、まだの方は、是非読んでみてください。どの本も、社会人として働くうえでも、リーダーになるうえでも、とてもためになる必読書です。
1冊目 マネジメント(ドラッカー著)
目標設定、組織化、コミュニケーション等の大切さといったリーダーが、組織の中でリーダーシップを発揮して働く上で重要な基本的能力を分かりやすく具体的に解説しています。そして、マネージャーを見分ける基準は「貢献する責任」と伝え、マネージャーの資質は、「才能でなく真摯さである」と、真摯さの大切さについて書かれています。
2冊目 人を動かす(カーネギー著)
人間関係の原則として、人を動かす三原則(相手を批判しない、重要感を持たせる、相手の立場に立つ)、人に好かれる六原則(関心、笑顔、傾聴、褒める等)、人を説得する十二原則、人を変える九原則がまとめてあります。
3冊目 心理的安全性のつくりかた(石井遼介著)
チームや組織の中で自分の考えや思いを気兼ねなく誰にでも話すことができる環境のことで、リーダーやチームのあり方を具体的に解説されています。また、日本版「チームの心理的安全性」の4つの因子として①話しやすさ、②助け合い、③挑戦、④新奇歓迎を挙げています。
4冊目 セキュアベースリーダーシップ(ジョージ・コーリーザー著)
リーダーは、部下の挑戦やリスクを守り、信頼関係を作りつつ影響力を与える立場と書かれています。また、リーダーの自己理解の大切さを伝えており、リーダーの9つの特性として「1.冷静でいる」、「2.人として受け入れる」、「3.可能性を見通す」、「4.傾聴し、質問する」、「5.力強いメッセージを発信する」、「6.プラス面にフォーカスする」、「7.リスクを取るよう促す」、「8.内発的動機で動かす」、「9.いつでも話せることを示す」を挙げています。
どの本も、リーダーは、部下の現状を知り、部下の想いを知り、部下とのコミュニケーションを大切にしています。そして、部下がやる気をもって仕事に取り組めるよう、そのためにリーダーには何が必要かについて書かれています。
是非、お読みいただいて、部下に好かれるチームリーダーになってくださいね。
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