Last Updated on 2022年9月4日 by 高橋 秀明
ここでは、トラウマ解消のステップについて説明するぞ。
よろしくお願いします。
ステップは、4つ。
- 1.学ぶ。これは、もう第二部でやったことじゃ。
- 2.振り返る。
- 3.比較する。
- 4.主張するじゃ。
では、順番に教えてください。
ポイントでも説明したように、先に子育てのキホンについて学んでもらった。なぜなら、トラウマ解消の2つめの振り返ると先にやってしまうと感情に触れてしまうからじゃ。そして、トラウマ解消のステップの説明を先にしてしまうと、これも感情に触れてしまうため、まずは、事前準備として勉強してもらった。
先に事前準備があったお陰で、ステップに入りやすいことがわかりました。
では、次に、振り返るじゃが、人によっては、第二部の話を聞いている段階で行なっているかもしれない。やっている人もやっていない人も、あらためて、自分の子どもの頃を振り返って欲しい。「子育てのキホン」というタイトルではあるが、正確には「自分育てられのキホン」ということじゃな。ややこしくなるので、この表現はやめて、「子育てのキホン」にするが、要するに言いたいことはそういうことじゃ。
わかりました。では、次の比較するを教えてください。
比較するは、「子育てのキホン」の冒頭でも説明したが、自分の取って冷静な判断で納得感のある自分なりの答えを導いてもらうことが大切で、比較した結果、自分が腑に落ちる結論が理想なのじゃ。決定権は自分にあり、納得感を持って自信を持って子育てできる自分になってもらう知識を習得してもらうことで、親の子育てが自分の取って正しかったか比較してもらうということじゃ。
最後の主張はどういうことですか?
トラウマは、恐怖感という感情であるが、この感情から脱却するには、子育ての正しい冷静な判断が必要となる。子どもには恐怖感とともになぜおやが怒鳴ったり殴ったりしてきたのかわからなかったので、恐怖感とともに対処できないことを知り封印してしまったことにある。親は、自分の行動が正しいことを主張する手段として恐怖という手段を使ったので、恐怖と向き合うのではなく親が間違った行動をしたことを理解し、主張することが重要なのじゃ。
なるほど、元を正せば、親の子育てが間違っていたことに起因しているわけですから、何が正しいのかトラウマを持たされた側が学び、主張することによって、恐れる必要がないことを腑に落とすことができるというわけですね。
そういうことじゃ。
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