やる気が出ないときの対処法

Last Updated on 2022年5月31日 by 高橋 秀明

やる気が出ない時ってありますよね。
もう、何も手につかないというか、意欲がわかないというか、休憩したい気分だけど、仕事とか勉強とかしなきゃいけないっていうときです。
そんなとき、どんな方法でやる気を回復させて持ち直したらよいでしょうか?
今回は、やる気が落ちてしまったときの回復方法についてお伝えします。

目次

メンタル的にやる気が出ない人

何にもやる気が起きない期間が2週間以上続いている

1日中ずっと気分が落ち込んでいたり、食欲がなかったり、眠れなかったりしている場合は、うつ状態の可能性があるので、心療内科か精神科等を受診してみてください。「燃え尽き症候群」の方もいらっしゃるかもしれません。
自分は大丈夫だ、病気じゃないと思っていませんか? それは、大丈夫だと思っていないといられない状態、つまり心のストレス状態なのです。
心の病気は、風邪や骨折の時、気兼ねなく病気だと認められるのと同じように、恥ずかしいモノではありませんし、もちろん自分を責めるモノでもありません。
心が病んでいる人を助ける場面が今後あるかもしれません。そんな人のために、自分が先に体験しておく気持ちで行ってみてください。

元々興味がなく、やる気がでない

元々興味がないが仕方がなくやっていたということは、何かしらの必要性に迫られていたのかもしれません。
お金がないからバイトをする、親に言われたからやる、上司に命令されたから仕方なくやる。いろいろありそうですね。
しかし、バイトでお金が入り、なんとかやりくりができるようになると、バイトをする意欲は下がりますし、親や上司から言われてあきらめて仕方がなく始めたことであれば、最初は多少好奇心から始めることで、できたかもしれませんが、元々興味がなければストレスが溜まる一方です。

マンネリ化して、やりたい興味がわかなくなった

昔は、やる意欲に燃えていたが、だんだん意欲がなくなってくる場合があります。良く言うマンネリ化している場合です。
バイトや仕事に慣れてくると、そのバイトや仕事に面白さがなくなり、同じ事の繰り返しでだんだんつまらなくなってきます。
逆に好奇心旺盛な人なのかもしれませんね。
つまらなくなってくると、それ自体ストレスですから、日を追うごとにストレスが増え、やる気がどんどん失せてくるわけです。

知識がないのでやる気が出ない人

できればいいが、やり方が分からないのでやる気が減ってきた

夢を追い求めている人は、好奇心があり、積極的に夢を実現しようと頑張っていると思います。
しかし、夢にたどり着くための方法や、必要な知識がない中で夢ばかり見ていても、少しも前に進みません。
段取りが見えていないと意欲が減退してしまいます。
ネットで調べたり、本を読んだり、友人に聞いたりして、方法を探りましょう。

元々やる気があったが、覚えることが多すぎてやる気がなくなった

例えば、社会人になりたての人は、会社に入った気持ち、仲間が増えた気持ち、給料がもらえる気持ちなど、いろんな気持ちからやる気はあると思います。
しかし、あまりにも覚えることが多すぎると、息切れをして意欲を失ってしまいます。
では、新入社員はみんな息切れを起こしているのでしょうか、それとも自分だけが能力がないのでしょうか?
できる人は、時間を取って、頭の中で業務を分散させています。
タスクを管理することで、今必要な業務に集中することができるので、効率的に仕事を進めることができるのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
同僚や先輩に聞いてみましょう。良い解決策が見つかるかもしれませんね。

目的や目標がないのでやる気がない

今、何をする必要があるのかを考えるには、目標が大事です。今日の目標、今週の目標、今月の目標、今年の目標いろいろありますね。
仕事でもそうですし、プライベートでも同じです。
なんでも、目標を持たないといけない訳ではありませんが、目標がないと今何をやれば良いのかが分からないと思います。
目標を設定するには、どうしてそのときまでにその目標を設定したのかの元となる「目的」があるはずです。
個人的な目的かもしれませんし、会社の目的(理念)かもしれません。
もっと広くとらえれば、「楽しい人生を送りたい」とか「役立つ人になりたい」、「平和な社会に貢献したい」といった、人生の目的があると「そのためにどうしたらよいのか」が見えてきますね。

体力的にやる気が出ない人

やることは見えているのに身体が動かない

何を知れば良いのかも分かっている、時間内に終わらせなきゃいけないことも分かってる、でも身体が動かない。
仕事中に身体が動かなかったり、朝起きるのがおっくうだったり。
もしかしたら、体力的なモノなのかもしれません。「昔は、できたのに」というセリフが、口から出てしまいます。
でもそれは、残念ながら「昔」です。今に焦点を当てましょう。回復力は、あります。
カフェイン系を取ることで、頭を切り替えさせてあげましょう。ムリヤリ頭と身体を動かさないといけないときもあります。
頑張って、今日一日を乗り越えていきましょう。

できればしっかり休息を取る

でも、カフェインでいつも回復させていたら、いつかは、ガタが来ます。
そうなる前に、しっかり睡眠を取れるような生活プラン、仕事プランを作りましょう。
ONとOFFを明確にしたプランづくりをしておくと良いでしょう。
1週間のうち2日はしっかり休憩するという仕事をする、など自分の健康を中心に考えてみましょう。

生活習慣が疲れを回復させていない

今の生活を振り返って、余分なこと、余計なこと、無駄なこと、なくても良いことをやっていませんか?
余分な食事、余計なゲーム、無駄なネットサーフィン。
全てを削る必要はありませんが、時間を決めて、疲れを回復させる時間を取ることにも意識を向けてみましょう。
誰しも、1日は24時間しかありません。しっかり有効活用できる生活スタイルができれば、気持ちにも大きな変化があります。
お勧めは、朝の早起きです。夜早く寝て、朝、新しいことを始めましょう。

やる気ができないときの対処法

なにもしない

多少でも行動できるのであれば、あえて「なにもしない」という選択も大事です。
中途半端にやろうとすると、逆に疲れやすくなってしまいます。
中途半端が全て悪いわけではありません。
3科目とも60点が合格ラインなのに、1科目100点を目指して、他の課目で40点取ったら不合格です。
上司から頼まれたことが、フレームづくりなのに、詳細まで作ろうとして会議に間に合わなかったら怒られます。
拡散的好奇心という言葉がありますが、これは、中途半端のかたまりです。
中途半端で良い場合と、エネルギーを注ぐ前にしっかり回復させる必要がある場合があります。
やる気が出ないときは、やる気が出ているイメージがないので、やる気が出ている状態を実感する必要があり、そのためにエネルギーを使います。
しっかり休憩して、心から再スタートしよう、「よし、やろう!」とする意欲がわくまで待機して、しっかり意欲がわいてから再始動しましょう。

できるか?できないか? を考えずに「やること」と「時間」を決める。

やる気が出ない大きな原因の一つは、「やる気を出たから行動できる」と思っていることです。
逆です。
やり始めたから、脳が働いて、気持ちが乗ってくる、つまり、やる気が出てくるんです。
つまり、やる気があろうがなかろうが、行動するのが先なのです。
特に、やる気がないときは、「行動するには、やる気は関係ない」と意識して、手をつけてみましょう。
もちろん、うつ的な状態や体力がない場合は違います。
うつ的な状態なら病院へ、体力的なら筋力を休ませてください。
まず、何をやるか決めましょう。他は、何もしないと決めましょう。
内容によりけりですが、1時間でできそうなこと決め、それに対して2時間の枠を取り、スケジュール帳に書き込みます。
すると、もう、行動が始まっています。これで、意識が変わると思います。

まわりを見てエネルギーをもらう

学校や職場などやる気の人を見てみましょう。うらやましく思いますよね。
こいつ、なんでいつも元気なんだ?と、あきれかえるほどいつも元気な人がいます。
もちろん、そんな人でも疲れるときはあります。つまり、今元気なのには理由があるわけです。
そんな元気な人を見て、エネルギーをもらいましょう。笑顔や、笑い声にもやる気をだすエネルギーがあります。
「表情(顔面)フィードバック仮説」というのがあり、笑顔にしていると脳が楽しい状態だと認識してポジティブな思考になるそうです。

タスクが多い場合、タスクを分割する時間を取る

タスクが多い場合、頭がパンクしてしまいます。
パンクしないでこなしていく方法は、分割巣津方法です。
詰めすぎないこともコツで、1時間の仕事(勉強)時間に対し、2時間の枠を取って決めるのです。
タスクを決めないと、ダラダラと時間だけが過ぎて、結局2時間枠以上の時間がかかってしまい、もしくは何も達成しないなど、非効率になってしまいます。

職場環境であれば、上司に相談する

もしかしたら異動が原因で、やる気がなくなってしまったのかもしれません。
これも、良くある話で、今までバリバリ活躍していた人が、部署を異動したとたん、うつになって休職してしまうことです。
人の心は、人間関係や職場環境などあらゆるモノに左右されます。
相談できる部署があれば、そこへ、なければ上司や同僚に相談してみてください。
どこにも、そのような場所がない場合は、カウンセリングを受けるのも一つの手段です。





いかがだったでしょうか。
誰しもやる気のあるときとやる気がないときがあります。
やる気がないときの対処法をあらかじめ自分なりにまとめておくと、いざとなったときに役に立ちますよ。

ではでは

心理カウンセリングを行っています。

ストアカで講座を開いています。

自己肯定感UP 心を元気にするコミュニケーション講座 好奇心と傾聴

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